医療費支援制度
成長ホルモン療法は治療が長期にわたる場合があり、成長ホルモン製剤も高価なため、医療費が非常に大きくなることがあります。そこで、成長ホルモン治療にかかる患者さんの自己負担額を軽減するため、様々な医療費支援制度が設けられています。
- 小児慢性特定疾病医療費助成制度
- 成長ホルモンによる低身長の治療でも、基準を満たした場合に小児慢性特定疾病の医療費助成を受けられます。
- 乳幼児医療費助成制度・子ども医療費助成制度
- 就学前から高校生までのお子さんの医療費の自己負担額を、各自治体が助成する制度です。対象年齢、所得制限、自己負担金の有無などは、自治体によって異なります。詳しくはお住まいの市区町村にお問い合わせください。
- 高額療養費制度
- 月あたりの医療費が一定額を超える場合に、その超えた金額を支給する制度です。高額療養費の払い戻しを受けるには、診療月から3か月以上後になるため、当面の医療費の支払いに充てる資金として、無利子で「高額療養費支給見込額の8割相当額」の貸付を行う「高額医療費貸付制度」が設けられております。
- 付加給付制度
- 各健康保険組合が独自に設定しているもので、月あたりの医療費が一定額を超える場合に、その超過分を給付する制度です。高額療養費制度による払い戻しに、さらに上乗せして独自に「付加給付」を行っているということになります。